医療現場においてとても高い期待を抱かれているVRを用いた様々な技術の紹介、いかがでしたでしょうか。

仮想世界と現実世界との境界線

いずれも最先端のテクノロジーによる利点をうまく活かしたものばかりで、今後更に改良されていくことでによって、より広い範囲で医療に貢献することが可能な技術だと思われます。

しかし、医療現場への普及を考えた時には、様々な課題点があるのも事実です。

VR技術を用いての仮想体験というものは、現実の中で体験することとどの程度の開きがあるのかもまだはっきりとは分かっていません。

また、どれだけ素晴らしい技術を用いたとしても、単なる受動的な疑似体験になってしまえば、導入の意味を成さなくなってしまいます。

また、もう一つの大きな疑念があります。

今後、様々な業界においてバーチャル空間を体験する機会は増えてくるものと思われますが、仮想世界と現実世界との境界線が曖昧になってくる場合も考えられます。


VRの進化が医療業界の人材不足を救う一つの技術へ

極端な例かもしれませんが、ゲームをやりすぎてしまった方が現実の中であり得ない行動をとることがありますよね。

仮想世界だから大丈夫だろうというデジタル世代にありがちな考え方を、そのまま現実世界の方へと持ち込んでしまう恐れがあるということです。

仮想世界における体験によって、脳自身はある程度実際に近い感覚を味わうことになりますが、仮想空間がリアルに近ければ、それだけ境界線が曖昧になるということでもあります。

使う方が優秀であれば問題はありませんが、場合によっては知らず知らずの内に命を軽視してしまうことも出て来るでしょう。

そういった意味では、安全性を危ぶむ向きのある技術とも言えます。

また、VR酔いという特有の現象が起こる事も明らかとなっています。

人材不足の昨今、VRの進化が医療業界を救う一つの技術となることを願います。